ますは郷土の森「梅まつり」、満開の梅園では日本各地の梅が咲き誇っていた。
紅梅と白梅の饗宴
青空と梅の花
梅園の中の古民家
稼働中の水車と古民家のいろり 江戸の昔の世界に戻ったよう・・。
次に特別展「ご臨終~江戸時代の死・病・あの世~」博物館で催されていた
江戸時代は「死」が身近にあった。
乳幼児の死亡率が高いため、平均寿命は30代~40代だったと言われる。
死因のトップは感染症
・天然痘(疱瘡(ほうそう))・・致死率が平均で約20%から50%
・麻疹(はしか)・・子供に比べて大人は重病になりやすく、はしかは恐ろしい病気だった。徳川綱吉の死因であったとも言われる。
また、コレラなどの疫病・・安政5年の大流行のときには、江戸の町だけで24万人もの人が亡くなったそうだ。コレラは、「三日コロリ」とも呼ばれ、怖れられていた。
現代よりもずっと医療がなく、上のような病気にかかれば死が目の前にあった江戸時代。
それでも、わずか200年前のことだ。
江戸時代の人びとは臨終や死やあの世を、現代人よりもずっと身近に当たり前のこととして思っていた。
上は棺桶と地獄の絵(右)血の池地獄や釜茹でなど、おどろおどろしい絵なのだが、お釈迦様が救ってそばにいる場面もあり、ややユーモラスでもあり怖くはない。
江戸時代の人も、死期を感じると遺言を書いたり、自分の墓石に刻む言葉を書いたり、遺産分与を書き、託したりしていた。家訓を書いて残す人もいた。さらに、お葬式の手順や葬列の並び順までも記録していた。
現代の人より丁寧だ。
無宿者の行き倒れ者にも、高札で身元不明者のことを掲げ、しばらくして懇ろに埋葬したという。
江戸時代は死が身近にあったぶん、それにあらがうことなく淡々と日々を懸命に生きていたのでしょう。
最近、コロナ肺炎で世界中大騒ぎになっているが、昔の人に言わせれば、「コロナなど、大したことないね~。」と言うことかな・・?