手術から6日目で先生の許可が出て退院となりました。
たぶん順調に回復出来ていると診断して下さったのでしょう。
いつもブログを読んでくださる方々、ご心配してくださった方々にお礼申し上げます。
家に帰り気持ちがほっとしています。体重は1か月前より6kg減りました。が、今までがコロナ太りしていましたのでベスト体重に戻ったのかもしれません。体力は、術後、血圧が90より下がり、立つだけでめまいがしました。手術の体へのダメージは大きいです。
おなかの傷は臍から15cmまっすぐ↓で、医療用ボンドでくっついていて術後3日でシャワーが浴びられました。傷は痛くありません。おなかの中は、やや違和感と痛みがあります。子宮と卵巣を採ったのですがその隙間に腸が入るそうで、空間にはならないとのこと。
もう、こんな山々には登れないんじゃないかなとか思うと泣けてきました。
病院では、オリンピックを見たり、ラジオで気を紛らわしました。スマホWIFIもフリーです。初めての手術は体だけでなく心の辛さも多かったです。
何をしても病院では明るい気持ちにはなれるわけがありません。
桃の子宮
退院の日、先生のPCで私の子宮を見せてもらいました。
その時に思ったのが、『桃』でした。まん丸で桃から生まれた桃太郎・・・の言葉のようでした。「き・れ・い」でした。
先生が、今はホルマリンの中にあるそうで、たぶん医学生の教材になるのかなと思いました。でもこんなに綺麗なら婦人科希望の学生が増えるんじゃないかな・・、とか短時間に頭の中で思ってしまいました。
「まあ・・筋腫みたいだね」「だけど中の病理細胞検査はこれからだから」と、先生。
私は、生きてるうちに自分の子宮を見れた感動でいっぱいになっていました。
この美しい桃の子宮の中に悪い細胞があるかどうかは、もうどっちでも良くなった。
それどころか、採らなくても良かったかも・・と子宮に申し訳なくなっていた。
悪性だったら3か月で死ぬと言われたから採ったけど、こんなにきれいで、子宮さんごめんね。出産は1回で、3680gのジャンボベビーを育ててくれた子宮さんにありがとうを言ってお別れをしました。
また山に行けるようになるのかな・・・。