思うように生きる  coolpine19のブログ

夏は山遊び・山登り、きのこがりと八ヶ岳通い、冬は関東の街暮らし 季節の変化、いろいろな出来事も、つらつら書いています

東田直樹オフィシャルブログ

最近、登山以上に感動したこと・・・。
 
それは・・・NHKの放送「君が僕の息子について教えてくれたこと」
自閉症について今まで思っていたことがほんの一部分だったと思いました。会話がうまく出来ないのは、この人にとっては何のハンディにはならない。とかくこの世は、コミュニケーション能力が人としての価値基準になりがちだけど、東田さんの表現力、発信力は、おしゃべりがなんぼのことか・・・と認識を変えさせてくれました。
文字盤をおさえながら彼が話す短い言葉に観客は涙し、彼のパソコンから出てくる文章は、どんな人の心にも響く「詩」のようでした。


NHKのHPより
いま無名の日本人の若者が書いた1冊の本が世界20カ国以上で翻訳され、ベストセラーになっている。タイトルは「The Reason I Jump」(日本題:自閉症の僕が跳びはねる理由」)。著者は、当時13歳の東田直樹さん、日本で7年前に出版された、自閉症である自分の心の内を綴ったエッセイである。自閉症者自らが語る極めて画期的な作品だったが、ほとんど話題になることはなかった。それがなぜ突然、7年もたって、遠くイギリスやアメリカでベストセラーとなったのか。
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この本を英訳したのは、アイルランド在住の作家デイヴィッド・ミッチェル氏。彼にも自閉症の息子がいる。日本語教師の経験があるミッチェル氏は、東田さんの本を読んでまるで息子が自分に語りかけているように感じたと言う。息子はなぜ床に頭を打ちつけるのか、なぜ奇声を発するのか、息子とのコミュニケーションをあきらめていたミッチェル氏に希望の灯がともった。そしてミッチェル氏の訳した本は、自閉症の子どもを持つ、世界の多くの家族も救うことになった。
ミッチェル氏はこの春に来日、東田さんと感動の対面を果たした。これは、日本の自閉症の若者と外国人作家の出会いから生まれた希望の物語である。
 
NHKの番組のお礼( 東田さん)
今日、僕の番組(NHK再放送)をご覧くださった方々、どうも、ありがとうございました。
ブログへのコメントも、とても嬉しかったです。僕の本が、多くの方に読んでいただいているのを改めて知りました。驚くと共に、本当に有難いことだと思っています。
誰もが幸せになりたいと願っているはずなのに、生きづらさを抱えながら暮らしている人が、ほとんどです。それがなぜなのか、どうすれば気持ちの上で楽に生きられるのか、僕も作家として考えていきたいと思います。


NHK番組を見た人のコメント
・東田直樹さん、NHKの番組を見ました。昨日までの僕は刺すような視線で あなたを見たでしょう。
でも それは昨日までの話です。 今の僕は、あらたなる気持ちでいます。
あなたと心を通わせたいと強く願っています。そして「愛と勇気が 世界を変えるんだ」と、強く感じました。明日という日を輝かせるためにがんばりたいと思います。
ありがとうございます


生きることは、「たえず雪が降り積もる」 ようだけれど、「そこに花を咲かせることができる」 という直樹さんの力強いメッセージを本で拝見して、自分自身を重ねあわせ、共感するとともに勇気をいただきました。 自分自身を信じること、これがたくさんの人のしあわせに確かにつながることを、私は教えていただきました。ありがとうございます。


・番組…観ました♪
感動で涙が溢れて止まりませんでした…直樹さんのお姿を拝見し
神様が宿っているかのようなお姿に…普通であることがいかに奇跡であるか…今がどれだけ貴重な時間であるか…生きる事の意味の深さを感じました
今日はじめて…直樹さんの事を知りました♪この素晴らしい出逢いに深く深く…心より感謝致します!!
世界にますます羽ばたいてください


NHKの番組をみました。 私にとって、ものすごく大きな扉が開かれたように感じました。
あなたの言葉を聞けたことがうれしくてうれしくて、
ありがとう!と伝えたくなりました。 うまく言葉にできないけれど。
とにかく、うれしさと感謝の気持ちでいっぱいです。
http://naoki-higashida.jp/index.html  オフィシャルサイト
12歳から執筆活動、外国ではベストセラー作家。講演会はいつも満席ですね
東田直樹(ひがしだ なおき)
東田直樹オフィシャルブログ 自閉症の僕が跳びはねる理由
↑このなかに、たくさんの言葉・詩があふれています。そのひとつがこちらです。
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もしも・・・
もしも、子供に障害がなかったら
と、考えたとしても
別に悪いことではなく、
自然なことです。
僕も、自分に障害がなかったら、
どんな人生だったろうと、
考えることがあります。
でも、そう思うことについて、
罪悪感を持つことは
なくなりました。
それは、憧れのようなものではなく 単なる空想になったからだと思います。
想像上の僕は、いつも笑っています。
しかし、
今の僕より幸せかどうかはわかりません。
悩みのない人などこの世にはいないからです


東田直樹プロフィール・・・1992年、8月生まれ
千葉県出身。作家。会話のできない重度の自閉症。パソコンおよび文字盤ポインティングにより、援助なしでのコミュニケーションが可能。
小学校5年生までは授業中も母に付き添われて、普通学級に在籍。
小学校6年生から中学3年生までは、養護学校で学ぶ。その後、2011年3月アットマーク国際高等学校(通信制)卒業。
第4回・第5回「グリム童話賞」中学生以下の部大賞などを受賞。
NHK福祉ネットワークをはじめ、多数のTV番組で注目される。
2010年秋、アメリカで公開された自閉症アメリドキュメンタリー映画「Wretches & Jabberers 」に出演。
エッセイ、童話、詩、絵本を18冊出版。
最新刊は2014年11月発行「ありがとうは僕の耳にこだまする」(角川学芸出版)。
2013年7月に発売されたイギリス版「自閉症の僕が跳びはねる理由」は、国際的にも有名な作家、David Mitchell 氏と妻のKeiko Yoshida氏の翻訳ということもあり、イギリスのアマゾンUKでは、発売前からすでに6千部の予約が入っており、ベストセラー・リストでも1位に入る。
引き続きアメリカ、カナダで出版され、10万部を突破し、話題になる。
現在、世界20か国以上で翻訳、出版されている。
2010年3月から「ビッグイシュー」で月に2回連載中。2013年8月から2014年9月まで、インターネット配信の「cakes」でも月に2回コラムを連載。
2013年夏公開のブロードウェイミュージカル「ピーターパン」の公演プログラムにエッセイを執筆。また、障害者雇用啓発誌「働く広場」や「そだちの科学 21号(創刊10周年号)」などにも、自閉症当事者としての思いを書いている。
母と一緒に、北海道から沖縄まで、全国各地で講演会を開催。
東京大学福岡女学院大学九州女子短期大学はじめ、「関東地区知的障害福祉関係職員研究大会」や「特別支援教育啓発研修会」「保育所障害児保育担当者研修会」「人権フォーラム」など、精力的に活動を続けている。