思うように生きる  coolpine19のブログ

夏は山遊び・山登り、きのこがりと八ヶ岳通い、冬は関東の街暮らし 季節の変化、いろいろな出来事も、つらつら書いています

雲の平 その2 高天原(たかまがはら)温泉へ

コースは、この通り
イメージ 1長くアップダウンもあるコース、けれど、お花畑や山頂からの景色は、時間を忘れさせた。
 
双六小屋を510分頃出発
双六岳下の巻道ルート
~三俣山荘(荷物少しデポ)
~ワリモ岳
~岩苔乗越
長~い水晶池コースを行く
4:30高天原山荘到着
5:00高天原温泉露天風呂へ行く
・・・この日は、温泉も入れると、11時間以上の歩行時間。さすがに疲れた~。
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巻道ルートにはお花畑が広がっていた。
お花畑では、チングルマの大群落、ハクサンイチゲミヤマキンバイシナノキンバイ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマキンポウゲコイワカガミ、イワギキョウ、チシマギキョウヨツバシオガマ、オトギリソウ、ミヤマダイモンジソウ、イワオウギ、オヤマリンドウ、トウヤクリンドウ、クルマユリハクサンフウロ、ミヤマトリカブト、コバケイソウ、イワイチョウ、ミヤマコゴメグサ、イワツメクサ、クモマミミナグサ・・・・。天国のようなお花の世界が広がっていた・・・。
双六岳の下の巻道を歩く。
10:50 鷲羽岳登頂 
槍ヶ岳はここから見ても尖がっている。
12:11 ワリモ岳到着
岩場や礫地 ( れきち )で見つけたお花は、チシマギキョウとタカネツメクサ
 ワリモ岳と鷲羽岳をふり返る↓
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 13:15岩苔乗越あたりからの水晶岳
・・・山の形が水晶に似ている
水晶岳に登るには、時間的にも体力的にも余裕がなかった。
それで、下から水晶岳を眺めながら水晶池の横を通り、高天原 ( たかまがはら )温泉へいくことになった。
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温泉に入るためには、高天原山荘からさらに30分近く山道を歩き、さらに歩いて沢を越えないと入れない。たぶん日本一山奥の遠い秘境温泉。
写真の小屋が美人の湯 からまつの湯(女湯)その右は露天風呂
手前に沢がある。
お決まりのビールだけは忘れずに持って行った。
 
 
 
 
しか~し、この高天原の秘境地帯に行くための水晶池あたりでおそろしい生き物に遭遇・・・・・。
熊・・・ではなく、数ミリほどのブヨに顔面を10か所くらい刺され、ブヨアレルギーの私はひどいことになった。四谷怪談のような顔面になり、結局、翌日三俣山荘で富山大学の山の診療所にお世話になった。
私「虫に刺されてこんな顔になりました。いつもはこんな顔じゃないんです。もっていたステロイドは飲んだのですが、昨日刺されて、今日は反対側の顔も刺されました。もう手持ちの薬もありません・・・」などと、ショックでとんちんかんなことを言ってしまったのに、
先生「薬を飲んだので、このくらいでいられるのでしょうね。もし、夜もっとひどくなったら、ステロイド注射をしますから遠慮なく来てください。」
飲み薬と塗り薬をいただいた。さらに、
「もし明日、もっと目の上が腫れて、目が開かないようになったら明日は、山歩きは止めて、もう1泊ここの山荘に泊まってくださいね。」と、やさしく言ってくれた。治療費も保険証もいらず、入り口の寄付金箱に募金するだけだった。治療を受け、だいぶ気持ちが楽になった。山の診療所に行ったのは、初めてだった。