コースは、この通り
長くアップダウンもあるコース、けれど、お花畑や山頂からの景色は、時間を忘れさせた。
双六小屋を5時10分頃出発
~双六岳下の巻道ルート
~三俣山荘(荷物少しデポ)
~鷲羽岳
~ワリモ岳
~岩苔乗越
~長~い水晶池コースを行く
~4:30高天原山荘到着
~5:00~高天原温泉露天風呂へ行く
・・・この日は、温泉も入れると、11時間以上の歩行時間。さすがに疲れた~。
巻道ルートにはお花畑が広がっていた。
お花畑では、チングルマの大群落、ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、シナノキンバイ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマキンポウゲ、コイワカガミ、イワギキョウ、チシマギキョウ、ヨツバシオガマ、オトギリソウ、ミヤマダイモンジソウ、イワオウギ、オヤマリンドウ、トウヤクリンドウ、クルマユリ、ハクサンフウロ、ミヤマトリカブト、コバケイソウ、イワイチョウ、ミヤマコゴメグサ、イワツメクサ、クモマミミナグサ・・・・。天国のようなお花の世界が広がっていた・・・。
双六岳の下の巻道を歩く。
温泉に入るためには、高天原山荘からさらに30分近く山道を歩き、さらに歩いて沢を越えないと入れない。たぶん日本一山奥の遠い秘境温泉。
写真の小屋が美人の湯 からまつの湯(女湯)その右は露天風呂
手前に沢がある。
お決まりのビールだけは忘れずに持って行った。
しか~し、この高天原の秘境地帯に行くための水晶池あたりでおそろしい生き物に遭遇・・・・・。
私「虫に刺されてこんな顔になりました。いつもはこんな顔じゃないんです。もっていたステロイドは飲んだのですが、昨日刺されて、今日は反対側の顔も刺されました。もう手持ちの薬もありません・・・」などと、ショックでとんちんかんなことを言ってしまったのに、
先生「薬を飲んだので、このくらいでいられるのでしょうね。もし、夜もっとひどくなったら、ステロイド注射をしますから遠慮なく来てください。」
飲み薬と塗り薬をいただいた。さらに、
「もし明日、もっと目の上が腫れて、目が開かないようになったら明日は、山歩きは止めて、もう1泊ここの山荘に泊まってくださいね。」と、やさしく言ってくれた。治療費も保険証もいらず、入り口の寄付金箱に募金するだけだった。治療を受け、だいぶ気持ちが楽になった。山の診療所に行ったのは、初めてだった。