思うように生きる  coolpine19のブログ

夏は山遊び・山登り、きのこがりと八ヶ岳通い、冬は関東の街暮らし 季節の変化、いろいろな出来事も、つらつら書いています

御嶽山へ慰霊登山

イメージ 1
御嶽山の噴火2014年9月27日(土)11:53は、58名の犠牲者を出し、日本における戦後最悪の火山災害となった。同じ月、2014年9月13日(土)に御嶽山を登山した。
同じく登山口も犠牲者の多かった王滝口からで、お弁当も、頂上あたりで・・だった。ブログでも、そのあたりのことは、以前に詳しく書いていますのでよろしかったらご覧ください。
2週間の違いでたまたま噴火に遭遇しなかったが、TVの速報で知ったときの衝撃は大きかった。登山日の違いで噴火を免れたことが申し訳ないような気持ちにもなった。
そのためというわけではないが、いつか慰霊の登山をしたいと思っていた。
噴火の年を一回忌とすると、今年は、三回忌の紅葉の季節を迎える。
三連休の初日は、2014年のその時期とは違って天気には恵まれなかったが、慰霊登山をするのにはふさわしいような天気だった。
イメージ 3
信仰の山御嶽山には、等身大のお坊様の銅像や鐘がたくさんあり、亡くなった方々を見守ってくれているようにも見えた。
イメージ 4
紅葉も、1日1日と進んでいる。9月27日だったら、もっともっときれいだっただろう。紅葉の美しさが悲しみと重なった。
イメージ 12
ナナカマドの実
イメージ 5
少しでも山頂の近くに行って慰霊したいと思い登山口を調べ、御岳ロープウェーからにした。 イメージ 13
石室山荘を経て二の池分岐から尾根伝いに二の池が見える・・はずの所まで行った。          イメージ 9
山の尾根に着いたら、下界とは全く違う天気だった。
イメージ 6
写真のような天気で真っ白い霧だった。真っ白なのに風の音とパタパタ何か打ち付ける音が聞こえて怖いような・・・。と思っていたら、霧で髪の毛を濡らしたおじさんが、寒さでぶるぶるとふるえながら急にあらわれ、無言で去って行った。・・・このあたりで天気の限界を感じ、下山を決めた。
イメージ 7
 
イメージ 8頂上~二の池あたりは、犠牲者が多かった所だ。逃げ場がない。
大きな岩の周りには、まだ、火山灰の固まった粘土がいたるところにあり、まだ火山ガスのにおいも風向きによっては、ただよっていた。
 
下界はむし暑かったのに、尾根に出ると強風と寒さと霧で体が震えた。噴火の時は27日だからもっと寒かったかもしれない。以前のブログでも、「朝は霜が降りていた。」と書いている。3000mあたりでは初冬になるのが早い。
 
日程
5:30~自宅出発  中央高速が連休のため渋滞
10:30 御岳ロープウエイ駐車場
11:00 登山開始
12:15 女人堂
13:45 石室山荘
14:05 二の池分岐の先の尾根
14:15 下山開始
15:25 女人堂
16:15 飯森高原駅(御岳ロープウエイ)
 
地図の×の道は行けないので、登れるコースが少ない。
イメージ 10
立ち入り禁止の看板も下げられていた。さらに女人堂から三の池方面には行けない。山小屋も開いているところが少ないので、よく調べて行くしかない。二の池小屋や頂上山荘なども開いていないので、登山者が以前に比べたら、かなり少ない。
イメージ 11
紅葉の美しさは変わらない。イメージ 14
以前の活気のある御嶽山にもどるのは、いつの日か・
イメージ 2
                                                                                            写真は、太陽の丘公園の献花