春の空気に誘われて入笠山へ登った。
登山口は、沢入登山口(1450m)
入笠山は、ゴンドラで上がる人が多いのだけれど、沢入登山口から歩いて登っても1時間で入笠湿原に到着する。
ゴンドラでも降りてちょっと歩くので時間的には、あまり変わらないのだ。
しかし、この沢入登山口は、あまり知られていない。
パノラマスキー場近くで道を確認するために、通りがかりのおじさんにお話を聞いたところ、
・・・「ゴンドラに乗ってほしいので、おすすめはしない・・。」
ということだ。
富士見町の方々は、地元を大切にしているんだなぁ・・と、その暖かい気持ちにホッとした。
しかし・・、雪道登山道を歩きたかったので、沢入登山口の方に車を進めた。駐車場に着くと、県外からの車がほとんどで、すでに15台位も駐車していた。皆さん、遠くから来られる人気の山、ということだ。
コース 約5時間
9:00 沢入登山口出発
10:00 入笠湿原 1859.6m
旧入笠山スキー場では、楽しそうにヒップそりで遊ぶ人がいた。
11:00 入笠山山頂 1955.4m
今日の、私の足もとはチェーンアイゼンだ。
360度の絶景は、春霞でちょっと残念、でも、八ヶ岳が霞の中にぼんやり浮かんでいるのも、それはそれで季節感があった。ラッキーなことに山頂で無風状態だったので、約1時間、昼食をしたり、のんびり景色を眺めたりして休憩した。入笠山の山頂が暖かだったのが何よりもうれしいことだった。
11:50 大河原湿原方向に下山する。
11:55 首切清水 看板を読むと、昔の人は山越えが命がけだったことが分かる。
12:08 大河原湿原 こちらは、スノーシューの人
ここまでは、スムーズだったが・・・。
写真でもあるように、沢入~御所平は6月まで冬季閉鎖中の道路。
この閉鎖中の雪道道路を歩いて周回したのだ。
大変だった。閉鎖中の道路は、当たり前だけど除雪車が来ていない。雪はガードレールの上まで、積もっている。ちょっと歩くと、すぐ踏み抜く。ひざまで雪に埋まる。それが、延々と続くように感じられた。
はじめは、楽しかったが、だんだんと景色を楽しむ気持ちになれなくなる。
それでも、点々と動物の足あとが見られる。足あとは、雪を楽しんでいるように軽やかについている。動物には、踏み抜きなど無いようだ。自然の中で生きている動物は、やはりすごいな・・。
途中で、樹木に熊の皮ハギのあとがあった。そろそろ冬眠から目覚めた気の早い熊さんもいるかも。いそいで、クマ鈴を出した。 1:55 沢入登山口到着
スキーかスノーシューだったら、快適だったでしょう。
この季節の雪山は、よく調べて何を足元に履くかが、