思うように生きる  coolpine19のブログ

夏は山遊び・山登り、きのこがりと八ヶ岳通い、冬は関東の街暮らし 季節の変化、いろいろな出来事も、つらつら書いています

きのこ狩りから御嶽山へ

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岐阜県の日和田高原で、きのこ狩りに参加した。
参加者は、みなさんきのこ名人だ。もちろん私をのぞきだけど・・・。私は、と言うと、みんなの「あったよ~」という声にいち早く駆けつける。
ところが、きのこの生えている場所が見えず、大切なきのこを踏みつけてしまい、じゃまばかりしていたようだった。きのこは、枯葉の下にあるものが多く、名人には見えても私には、「どこどこ~?」って感じ・・・。
でも、皆さんには申し訳ないが、宝探しゲームの感覚で楽しかった。
熊鈴は皆さん、たくさんつけていた。リーダーは、ときどき「ピーッ」と運動会のような笛を吹いていた。
「去年もね、ここで熊に合ったよ」
「ええっ~!」
「向こうも怖がっているから、そっと後退りするといいよ。逃げると追いかけてくるからね」と、皆、普通に話していた。
熊の出没は平気な様子。
名人達は、熊の生活圏にどんどん入って行く。普段は、好きなところを歩きたい私だが、この日は、絶対みんなから離れないぞ~という気持ちになった。
そんな調子だったが、きのこはワンサカ採れた。
写真は、お持ち帰り用きのこを除いたものの一部。それでもこんなにたくさん。でも、きのこは、宿の調理場の方で使っていただくので無駄にはなりません。
夜は、きのこも焼いて大宴会が行われ、そちらも楽しかったです。
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・・次に、御岳山登山のこと・・・・・・
御嶽山が噴火した2週間前の同じ曜日、同じ時間、同じ登山口から登山したこともあり、昨年、御嶽山へ慰霊登山をした。この時、霧の二ノ池近くで不思議なこと(リュック無しの人に出会う)があり、その時に感じたのが、慰霊登山をして良かったなという思いだった。山が呼んだのかなとも思った。
しかし今年は、きのこ狩りだった。
日和田高原に来るときに、ナビが指示した通りに走っていたら地蔵峠というところを通り、そこから見えたのが、御嶽山。しかも大きく、御嶽山の頂上の様子がはっきり見えた。(上の写真の通り)
イメージ 3それで、1日目はきのこ狩りをして、2日目は、一人で御嶽山に登りたくなってしまった。
けれど、きのこ狩りの支度で来たので、ヘッデン無し、半袖Tシャツなし、登山ウエアなし、おまけに、登山口までコンビニが全く無いということだった。
でも、どうしても登りたくなった。
それで、宿の売店Tシャツ(御嶽山の文字入り)を買い、チョコレートを買い食事代わりにしようとしていたら、きのこメンバーがパンやランチパックをくださったのだった。
皆様の応援があり、昨年に続き、御嶽登山に出かけることになったのだ。
やはり、今年も山が呼んだのな・・・?と思う。


今年の御嶽山は、素晴らしい絶景と真っ盛りの紅葉と三ノ池のエメラルドグリーン、そして神々しく光るヒカリゴケをプレゼントしてくれた。
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三ノ池の変わらない美しさ↑
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賽の河原~御嶽山頂~継母岳 二ノ池あたりは火山灰でかなり地形が変わった様子

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登山客はだんだんと復活、にぎわう五の池小屋

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ヒカリゴケとの出会いも不思議なことだった。看板も何もない下山道の途中で、たまたま横を見たら見つかったのだった。
写真を撮っていたらカップルが通り、それが確かにヒカリゴケであることを教えてくれた。私が、御嶽山にヒカリゴケがあることを知らなかったことを話すと、
「御嶽のヒカリゴケは有名で、地元ではときどき観察会が行われるほどですよ。」ということ。
看板がないのは、貴重なヒカリゴケを不心得者から保護するためのようだ。
偶然見つけたヒカリゴケとそれを説明してくれたカップルも御嶽山のプレゼントかな・・・。

摩利支天乗越(2945m)まで来ることができました。たぶん今年の登山の最高標高地点。
(自撮り写真で、こちらも偶然に上手く撮れました)

岩陰の暗闇に黄緑で美しく光っていたヒカリゴケ、御嶽の化神??
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噴火でお亡くなりになった方々のご冥福を心からお祈り申し上げます