紅葉シーズンなのに、また台風がやって来るということで、この日しかないと思える日に紅葉登山をした。

雨乞岳2037m
名前のように昔の人が雨乞いをしたという絶景の山梨百名山だった。

隣の日向山や甲斐駒ケ岳に比べるとメジャーではない山だが、昔から雨乞いのために利用されたためか登山道は広く、よく整備され歩きやすかった。
ただし、雨乞山山頂へ登るクマザサの繁る最終部分は、どちらからも急登なので滑らないよう注意が必要。

岩場はなく、梯子もない。ふかふかの枯葉のじゅうたんの登山道と紅葉・黄葉は、登ってきた誰もが幸せな気持ちになるだろうと思った。
歩行距離18㎞
歩行時間 約7時間

山頂からは、ちょっと下に日向山の白砂斜面(花崗岩が風化した白ザレ)が見える。

雨乞岳斜面にも同じような水晶ナギがあり、山なのに海のような白ザレがあるのが不思議だ。甲斐駒ケ岳の上の方も白ザレなので、このあたりの山は全て同じように海が隆起してできた山ということが分かる。だから、八ヶ岳や北アルプスのような溶岩石の岩場はなく、登山道も岩で滑ることがない。かと言って泥土の道かというとそうではなく、水はけが良いのか、乾いた土の上に枯葉がつもる。まさに日本庭園そのまんまで、とても美しい。サントリーの南アルプス天然水はこの山の下で採取されるのもしっかり意味があるわけだ。



オレンジと黄色の饗宴

紅葉登山は、日本庭園一人占め・・・のような南アルプスが一番と思った。
!(^^)!
