この日は、八ヶ岳からの寄り道登山だった。
ちょっと、寄り道登山・・、と思っていたのだけれど、高速道路とは違い、青梅街道は先日の白山スーパー林道以上に長く、急カーブもあり、時間がかかった。
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7:00 車で出発 中央高速を勝沼で下りる。塩山の美味しいぶどうを買ってから山、山、山、の青梅街道を行く。
途中、丹波山~奥多摩湖など、森林浴ドライブ。
ケーブル下の滝本駅P(標高425m)に着いたのが、10:30
御岳登山ケーブルで御岳山駅(831m)&リフトと乗り継いで上る。
リフトから降りて右の山腹に、有名なレンゲショウマの大群落。群生地のレンゲショウマは満開だった。夏は、レンゲショウマまつりを開催しているので、平日なのに観光の人、登山の人でケーブルには列ができていた。
山頂駅からは、いろいろなハイキングコースが網の目のようにある。もっと早くに到着していたら大岳山まで行けるかなと思っていたのだけれど、レンゲショウマの群生地でたくさんの時間を費やしてしまったので、ロックガーデンあたりまで行くことにした。
レンゲショウマ
杉の巨木とレンゲショウマ
山の斜面は写真を撮る人でにぎわっていた
他の花も、亜熱帯のラン系の花が多く見られ、北アルプスの花とは全く違っていた。
ヤマジノホトトギス
カシワバハグマ(柏葉白熊)
シュウカイドウ( 秋海棠)
タマアジサイ
低山で、山頂でも暑かったので沢に下りて涼んだ。
ロックガーデンは、岩石園のことで、大きな苔むした岩と渓流、七代の滝、水と緑が織り成し、マイナスイオンいっぱいで、とても涼しかった。映像は、その七代の滝 滝に下りる階段は、とても長く急なのでペット同伴禁止だ。七代の滝から山頂駅に戻るには、また山道を登り返さなければならない。
今度は階段でなく、山道を歩く。
この道は、古くからの山道だった。ここで、ご褒美があった。
ふと下を見ると、古銭が落ちていたのだ。
中央の穴が、よく時代劇に出てくる□四角形だったので古銭とすぐに思った。「家に帰って洗ってみよう~」とか、「昔の人も御岳詣でをして、帰りに茶屋でお団子を食べて帰ったのかな」とか、思いを巡らして登った。
・・そして、古銭を洗ったら、寛永通宝だった。
裏には「文」と書かれていた。
調べて見たら、寛永通宝は四文銭らしい。今でいう100円位のお金。やっぱり庶民のお茶代だ。
今も昔も、御岳詣でをする人の気持ちは変わらない。江戸時代の人も今も同じなんだと、なんだかほのぼのとして、タイムスリップした気分になれた。
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ここは「ハセツネ」コースに含まれる。日本山岳耐久レースという。厳しいのでしょうね・・。
エベレストで亡くなった長谷川恒夫氏の来歴碑があり、そこにある言葉が心に響いた。