思うように生きる  coolpine19のブログ

夏は山遊び・山登り、きのこがりと八ヶ岳通い、冬は関東の街暮らし 季節の変化、いろいろな出来事も、つらつら書いています

ネパールの人の生活と信仰心

世界遺産にくつろいで座り、ポーズをとってくれた幸せそうなおじいさん。

人の幸せってどこにあるのかな?

経済中心生活に慣れた日本人に目には、目からうろこのような価値観を持ったネパールの国民が、一方では幸せの国の人に見えました。

ネパールの人を理解するには、ネパール人の信仰心無くしては語れないでしょう。

ヒンズー教徒が約81.3%、仏教徒が約9%、イスラム教徒が約4.4%。

ネパール国民は、盛装して手には供物の花などを持って礼拝の列に並ぶ。

寺院にいる多くは我々のような観光客ではなく、ネパール国民。

ヤギも神様への供物らしい。老若男女問わず寺院に詣でる暮らしは、人々の宗教・善行・徳・本性・規範・心理・正しい教え、物欲にこだわらない生活・・・と深く深く結びついている。

ネパール語では宗教のことを「ダルマ」と言う。「あなたのダルマは何ですか?」とネパール語で尋ねられた時、「私は無宗教(ダルマなし)です」と答えることは、「私は人でなしです」と言っているようなもので眉をひそめられることになるそうだ。

ガイドのラジャさんが、ヒンズー教や仏教の神様についてや、ネパールの文化について、信仰や国民性について丁寧な説明をしてくれた。

クマリの館では生き神様の女神クマリが、決まった時間に窓から顔を見せてくれる。

本物は写真撮影がNGだったので、上の写真は左は本物のクマリのポスター掲示写真で、右は別の場所の窓で信者の女性がクマリをまねていた写真。

クマリはネワール仏教徒の僧侶の家系の美しく利発で穢れの無い少女が選ばれ、両親から離れ、クマリの館に住み、人々の病気治療・願望成就・占いなどを行う。

大人の女性になる前に次のクマリに交代する。

ヒンズー教や仏教の神様や仏像は、細かな細工が美しい。寺院を見学する時は、時計回りで歩き、靴を脱がなければ入れないところもある。

蚤の市には面白そうなお土産品がたくさん並び、レプリカではなくアンテークとしても掘り出し物があったりして、もっとゆっくり見たかった。此処でシンギングボールだけは買えた。

美しい遺跡で美女も映える撮影。     遺跡でもバイク通行OK。

👆屋根から草、屋根にビニールシートの世界遺産でもお店は営業OK。古くて壊れそうなところを支えているのもいい。耐震補強もこれで良し、2015年のネパール大地震マグニチュード7.8でも修復が進み、世界遺産は復興を続けている。

仏塔(ストゥーパ)↓ 仏陀の知恵の目が四方を見渡す。

街には信号が一つも無い。

バイクや、古いインド製の車であふれかえっている。しかし、交通事故はほとんどないそうだ。信号がないとかえって注意して運転するし、譲り合いの気持ち無しでは通れないからだ。

たまに、もめごとがあると、上の写真のように皆が集まって心配してくれるので、お巡りさんも優しくなるのかな?

何でもルールに縛られて生活している日本では、ルール無し生活は不安だけど、ネパールでは信号が無くても事故がないと言う。

学ぶことが多いです。