リモートワークでどこかに移住を考えるとき、都心から中途半端な郊外の町に移住して都落ちしたような気持ちになるかもしれないことを想像すると、八ヶ岳はスイス移住と気候的には同じだ。
花いっぱいな絵の先生のご自宅↓
夏は、涼しくスキー場もすぐ近く、山のスポーツには最高だ。しかし、冬の暖房費用は山小屋のロッジ並みにかかる。薪ストーブの薪も必要だ。
コスモスの庭の素敵なご近所さん↓
厳しい寒さで、家の故障も度々、水道管にはヒーターが巻かれ電気代も膨らむ。経済的な面からは、お得ではない。でも、その寒さが夏のエアコン要らずの気候とセットなのだから・・・。
標高1250m位の My House↓
7年前に八ヶ岳の家を持った時、まず行ったリフォーム工事は家の周りの樹木の伐採だった。屋根よりもずっとずっと高く伸びたカラマツは、伐採にクレーン車が必要になった。また、床下断熱層は厚さ10㎝以上のものに変えてもらった。水道管もヒーターもやり直した。ログの隙間のコーキングも家全体に施して断熱効果を上げるようにした。家のリフォームはキリがなく、費用もかかる。経済的に移住したいと思うのなら、それらの工事を自分のDIYでやる人、どこでも同じでしょうが、大工仕事や草刈りを楽しめる人、そんな人が移住に向いているのかもしれない?
移住希望者で物件不足というが、長年空き家っぽい家はある。住むには大々的にリフォームをしなければならない。バブル時代に別荘を購入した人が、世代交代の時期になった。
どうするか・・・、どの方向も、リフォームかリノベーション工事、または解体工事が必要だ。
①子孫に譲る。
②売却する。
③永住し冬も住む。
④取り壊す。
⑤山梨県に寄付する。
電球の取り換えも自分で出来なくなったら、その時は上の①から⑤を考えよう・・。
・・・・それまでは、森を楽しみたい・・・・・・・
以前は木の伐採の効果を知らなかったのだけれど、住んでみて屋根に近い木などは、伐採した方が家にも森にも良いことが分かった。
地面から少しだけ残して切れば、木は生きて再生する。
2週間で切り株の横から芽が出てきた。若草色のかわいい葉っぱ。↑
3週間でこんな風になる。葉で切り口が見えなくなった。
薪に使える部分は丸太にし、床下に干す。森のエコロジー。
木の伐採や白樺の枝の剪定を毎年やっていてこそ、美しい景色を保っているのだと知る。↓
いつの間にかワレモコウの季節になっていた。
もう、秋・・・キノコの季節になっているかも😊